3月11日。15年前の今日、東日本大震災が発生しました。マグニチュード9.0という未曽有の大地震と津波により、多くの尊い命が失われました。改めて、犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表します。仙台市ではその年から、こどもたちが復興への願いを込めて折った鶴をつなぎ合わせる「復興折り鶴飾り」の制作を続けています。本校でも、震災の記憶を風化させず、自らの命を守る大切さや支えてくださる方々への感謝を忘れないことを目的に「故郷復興プロジェクト」に取り組みました。
全校児童一人一人が一羽ずつ、心を込めて鶴を折りました。震災を経験していない世代のこどもたちにとって、この折り鶴は過去と未来をつなぐ大切な「祈り」の形です。その一羽一羽を、今年もつるっこボランティアの皆様が温かな手仕事で一つにつなぎ合わせてくださいました。完成した飾りは、8月の仙台七夕まつりで披露される予定です。
給食は、非常時を想定した献立でした。備蓄可能なアルファ化米のわかめごはんを、洗い物ができない状況を想定してラップを敷いたお皿に盛り付けました。また、冷蔵庫が使えなくても調理できるよう、缶詰のツナや乾物の切り干し大根、油麩、そして常温保存できる根菜類を活用しています。こどもたちは一口ずつ噛みしめながら、日常の食事が当たり前ではないことを肌で感じていたようです。
5校時には各教室で防災学習を実施しました。震災後に生まれたこどもたちですが、副読本や映像を通じ、自分たちが暮らす仙台で起きた出来事を真剣な表情で見つめていました。何より震災を体験した教員が当時のことを話し始めると、じっと耳を傾けて聞いていました。震災を知らない世代へ、経験を語り継ぐことは私たちの使命です。
午後2時46分には、東日本大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表し、全校で黙祷をしました。
あの震災の時、私たちの故郷仙台は、日本中、そして世界中の方々に温かく支えていただきました。今の私たちの暮らしが、そうした多くの方々の支援の上に成り立っていることを、決して忘れてはならないと思います。助けてくれた方々への感謝を忘れないこと。
困難に直面しても、決してあきらめないこと。
そして、隣で友だちが困っていたら、そっと手を差し伸べること。私は、鶴谷小学校のこどもたちに、そんな「強く、優しい人」に育ってほしいと思っています。震災の記憶と思いを語り継ぎ、命を何よりも大切にしながら、しっかりと前を向いて歩んでいく。こどもたちの未来が、希望と笑顔に満ちたものであることを願ってやみません。








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