6学年・PTA共催 防災講演会

 今年度も、昨年度に引き続き,元石巻市立雄勝中学校校長の佐藤淳一先生を講師に、防災講演会を行いました。「東日本大震災と復興輪太鼓ー雄勝中学校の記録からー」と題し、様々な写真や映像とともに、震災により壊滅的な被害を受けた雄勝の町や被災した中学生の様子を話してくださいました。また、どんな思いで学校を再開したか,新たな雄勝中の校訓「たくましく生きよ。」、「雄勝復興輪太鼓」の誕生とその後の生徒たちの歩みなどについても聞くことができました。淳一先生は「『もし、あの中学生が自分だったら』『流された家が自分の家だったら』『ここが自分の住む地域だったら』と、中学生になった気持ちで、想像力を掻き立てて聞いてほしい。」と語り、6年生の子どもたちは、その言葉にこたえるように真剣に聞いていました。




 最後に、淳一先生は「震災の時、仙台は、世界中、日本中からの支援を受けた。みんなから支援されて今があることを忘れてはいけない。仙台に生きるみんなには何ができるか。」との問いを子どもたちに投げかけました。子どもたちはじっと考えます。淳一先生はこう話されました。「みんなが笑顔で前を向いて歩くことだ。君たちは未来そのものなんだから…。」
 


 淳一先生からのメッセージを胸に6年生はタイヤ太鼓に取り組みます。11月の学習発表会でどんな太鼓を披露してくれるのか、期待したいと思います。
 佐藤淳一先生には、毎年、心に響くお話をしていただき、また、鶴谷小学校の子どもたちを応援してくださり、誠にありがとうございます。
 講演会の準備にあたってくださったPTA役員の皆様、本日ご参加くださった保護者の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。












 



















「命」の重みやどんな思いで学校を再開したかなどについて、新たな雄勝中の校訓「たくましく生きよ。」,「雄勝復興輪太鼓」の誕生とその後の生徒たちの歩みなどについて,子供たちに分かりやすい言葉を選んで,語りかけてくださいました。子供たちも,お話に引き込まれて真剣に聞いていました。









6年生は学習発表会でタイヤ太鼓を発表しますが,今日,そのルーツについて学ぶことができました。絶望から立ち上がり,前に進んでいった雄勝中の生徒たち。「みんなで支え合い,強くなった。そして,優しくなった。」と淳一先生は話されました。復興輪太鼓に込められた思いに気持ちを重ねて,太鼓練習に取り組んでいってほしいと思います。

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