今日は3月11日。14年前の今日,午後2時26分に東日本大震災は起こりました。マグニチュード9.0の大地震とその後に押し寄せた津波により,多くの方が命を落としました。仙台市では,2011年から,市内の小中学校等の児童生徒一人一人が復興への思いを込めて折った鶴をつなぎ合わせ,復興折り鶴飾りを制作しています。本校でも,「震災の経験を語り継ぎ,風化させない。」「命を守るために震災について知り,学ぶ。」「地域の人や支援していただいた人に感謝する。」ことを目的に,「故郷復興プロジェクト」に取り組みました。2月には児童一人一人が一羽ずつ鶴を折りました。折り鶴のつなぎ合わせは,つるっこボランティアの皆様にご協力いただきました。この復興折り鶴飾りは,一つにまとめられ,8月の仙台七夕まつりに展示される予定です。
さて,今日の給食は「3.11防災献立」でした。「アルファ化米のわかめごはん」は,お皿にラップをして盛り付けました。水道が使えず食器を洗うことができないときに,食事をしやすくする工夫です。また,もしも災害が起こり,停電で冷蔵庫が使えなくても作れる献立になっています。今日は,缶詰のツナや乾物の切り干し大根,油麩を利用して作りました。野菜も冷蔵庫に入れなくてよい人参や大根,ごぼうを使っています。
5校時には,各教室で防災学習を行いました。副読本を読んだり,動画を見たりしながら,子供たちは自分が生まれる前に起きた震災について学びました。また,震災を経験した仙台市に暮らす者として,自分たちにできることを考えました。
これからも,被災された人たちに対する思いやりの気持ちを忘れず,自分の命も,まわりの人の命も守るためにできることは何かを考え,話し合い,行動し続けていかなくてはならないと思います。
故郷復興プロジェクト集会では,東日本大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表し,全校で黙祷をしました。
5年生の代表児童は,「3.11。あの日に起こったこと,たくさん被害にあわれた方がいたこと,ぼくたちは生まれていなかったけれど,しっかりあの日のことを学び,語り伝えていきたいと思います。」と話しました。
ご家庭でもぜひ話し合っていただきたいと思います。
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